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わかるということ。 見えるということ。 [自然科学]

お久しぶりです。k_shinkawaです。



唐突ですが、 皆さんは   「私たちは 光をみているだけなんですよ」。。。 なんて いわれたことはありませんか?



さわれば 実際に ものはそこにあるし、 光を見ている???


物理の世界で 物といいうものを あれこれ考えて なんとなく 頭で 理解していても 光をみているってどういうことなのか、ピンとこないでいた。


TVの映像も まさにそうだし、 3DTVが出るようになり その理論の説明も何度か聞くと なるほどとは思うけれど。


なんて思っていたら 先日 ヒッポファミリークラブのサンデーWSがあり、 我クラブの シニアフェロウでもあり、
メンバーでもある 坂東昌子先生のお話を聞くチャンスがあった。
ただし、今後は 坂東先生というのでなく、 私達メンバーが 親しみを込めて「ばんちゃん」と呼んでいるので、それで呼ばせて頂く。

大きな講演のタイトルは「わかるということ」 だったが、そのなかで 「見えるということ」のお話が面白かったので ここで書いてみたいと思う。

人間の五感の中でも、 「見える」ということが 一番大きいウエイトを占める。
まあ、死ぬ前は 「聞こえる」というのが 最後まで残るらしいが。。。

この見えるということ自体が 聞いてると 本当に奥が深い。


目で見える色が 全てのように 私は思ってしまうのだが、 それが実際の本質を表してはけっしていないのだと
いうことや、光を見ているだけなのだ。。。という 今まで わかったようで分からなかったことが 少し 分かったかもしれないと思えた話が これだ。


どこにだってみられる、葉っぱは たいてい「緑色」でも、づっと緑ではない。

秋になれば、 紅葉する。

そんなことは当たり前で なぜ? とか 思ったこともない。
そんなもんだ。。。と。

その葉っぱといえば緑だと思っていたが、実は 葉っぱは 緑色が好きでなく、嫌いなんですよ。


と 坂ちゃんは言われる。


緑が嫌い???


一瞬なんのことかわからないが、 詳しくはわからない光の三原色のうちの赤・青は 吸収するが 緑だけ嫌いなので いらないからと 跳ね返し、 私たちは その跳ね返された緑色を 葉っぱの色として見ているんですよ。。。と。


なんだか、 葉っぱの緑色のことだけが分かった!というのでなく、 見えること や わかるって言うことの 全体像が がちゃんと 私の中で変換した感じ。

実際見えたり 聞こえたり、 におったり、 感じたりすることだけが 真実とつい思いこんでしまいがちだけど、もっと平面でなく、 その背景にあるものを もっと見ていきたいと思えた。

これは今までに何度もしてきた 人から教えてもらうということでは 大きくは 自分が変わらないんだなあ。。。

自分で 見ていくしかないのだ。


そう、見たいのだ!なんて 思っていたら

翌日 天気予報を見ていたら 予報士さんが 「雨の日にかたつむりを見ました!」と嬉しそうにおっしゃっていた。

そう、雨と言えば、 アジサイに、かたつむりと 連想してしまう私。


そうしたら、予報士さんが、 みなさんは かたつむりは 雨が好きだと思ってませんか?

「はい、思ってます」と心の中で大きくつぶやく。

実は、かたつむりは 雨が大嫌いなんですよ!!!!!!!!!!!

えーーーーーーーーーーーーっ??????????


肺呼吸しているため、雨がたくさん降ると おぼれるので 必死で逃げ出していくんですよ。
その様子を、 たまたま私たちは 見ているだけなんです!


なんと、 知らんかった・・・・・・・・・・



見えていることから 勝手に思い込むのでなく、 あたりまのこと!と 見過ごすのでもなく いろんなことを 自分で感じてみたい。
見てみたい。
考えてみたい。

改めて 思いました。




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場によって引き出されるか① [自然科学]

こんにちは、a_takigawaです。

12月に、東大駒場キャンパスと、名古屋大学キャンパスをチラッと見る機会がありました。
もちろん、それが目的でその地にいったわけではありませんが、
チラッと見ただけでも、「脳科学」だの「ブローカ野」だの、「益川さんだなぁ」など、
昨年一年間取り組んだ「素粒子」のことなど、いろいろと蘇りました。
それだけのことなんですが、その場に立つと、ふとよぎるものだなぁと思いました。

http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2009-11-05-2

http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2009-11-10

そんな風に年末が過ぎました。
今年もよろしくお願いします。

・・・・・・・・・・・・
ファミリーのメンバーに、2歳のMくんがいます。
Mくんは、コロコロとよく動く男の子で、元気満々に走り回っています。

よちよちと歩き始めた頃、いつもの会場の和室に置いているCDデッキが気になるらしく、
眺めていました。
すると、いつの間にか、触りたがるようになりました。
そしてまたいつの間にか、スイッチを入れたがったり、CDを入れたがったりetc.と、
気づけばひと通りの作業をしたがるようになりました。
座布団で隠そうものなら、力づくで座布団をめくり上げようとします。
毎回、私と楽しい格闘です。

そう、毎回。

彼は和室の扉を開けると、にや~っと笑い、一目散にCDデッキまで走ってきます。
見事にその行動は毎回で、かれこれ数ヶ月をすぎようとしています。

そのMくん、はたして、自宅を出るとき、「今日もCDデッキを触ってやろう」などと、
考えているのでしょうか?
きっと、和室の扉が開かれる瞬間、もしくは、公民館の駐車場に着いた途端、彼のアタマの中に、「アレを目指して行こう!」という言葉では語りきれない何かしらのスイッチが入るのだと。

でも…いつかは「今日はファミリーだから、CDデッキ触ろう」と事前に予定を立て始めるか、いつかはCDデッキを目指さなくなる日が来るように思う。
いつ?
何がきっかけで?
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サイエンスニュース オンデマンド [自然科学]

k_shinkawaです。

みなさん、、、サイエンスニュース オンデマンド というのをご存知ですか?

科学技術振興機構が提供しています。



科学好きなひとには たまらないと思いますので、是非ご覧ください。

http://www.science-news.jp/


そして、この中のキャスターを務めている 名和文恵さんは、


我が家の子供たちの 幼馴染。。。

アメリカ時代 ご近所で 子供たちのベビーシッターをしてくれたこともある、可愛い素敵なお姉さん。。。



そして、 この言語交流研究所・ヒッポファミリークラブのメンバーでもあります。


是非、応援してあげてください♪♪♪
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時間。。。 [自然科学]

お久しぶりです。

k_shinkawaです。

数ヶ月前から、時間に興味がありました。

時間とは何か?


絶対時間。 体内時計。

時空。 テレポート。

たんぱく質の量で、 重力の影響で 時間が変わる?


などなど。。。。。。。。。本当に不思議がいっぱい。 奥が深い。



でも、最近は

あの時のあの時間に戻れたら。。。とか

まちきれず 早く時がながれてほしい。。。など

そして、何があっても どんなに嬉しいこと 悲しいことがあっても 時は流れていくのだ。。。


そんな 感覚で 時間というものを 考えています。


今を 大事に  人を大事に  ゆったり 時がすぎるのを待つことにします。



研究員として 地域のみんなと なかなか時間を共有できないことから、 直に 話すことが 一番いいに決まっているけれど それでも 自分達の思いや 考えていること、 日々の発見などを 投稿することで より深い考察が お互いにできたら いいなという思いで この研究サロンを立ち上げました。


忙しい日々を送っている研究員達ですので なかなか思うようには 投稿されてはいませんが、脳科学者の茂木氏も 書くことで 脳が整理されるので、 毎朝 必ずブログを書いている とおっしゃっているように、
細くてもいいので 来年も 継続していきたいと思っています。
どうぞ、皆さま よろしくお願いいたします。

2009年 いろいろお世話になりました。
2010年も よろしくお願いいたします。

よいお年を。。。。。。。。。。。。。。
 


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酒井邦嘉氏 講演会「脳はどのようにことばを生みだすのか」その2 [自然科学]

 こんにちは、a_takigawaです。

 11月1日に東大駒場キャンパスにて行われました、言語交流研究所・ヒッポファミリークラブ主催の講演会、
「言語の脳科学」~脳はどのようにことばを生み出すのか~
に参加してきました。

>k_shinkawaさん書きました→
http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2009-11-05-2

 数ヶ月前、ヒッポファミリークラブ・ワークショップにて、酒井先生の著書「言語の脳科学」は紹介されており、希望者は書籍を手に取り、「脳」の世界も垣間見ることとなりました。

言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)

言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)

  • 作者: 酒井 邦嘉
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 新書


人間の脳っておもしろいものですね。
「酒井先生ってどなた?」「講演会に参加してみよう!」と思っただけで、「チョムスキー?」「ヤコブソン?」「脳?」「言語野?」など、今まで通り過ぎていたことばが突然私の「脳」の中を駆け巡ります。
私の脳のどこに、そんな引き出しがあったのでしょう???
必要と思われた瞬間、アタマを駆け巡る、人間の脳ってすごいです。


 余談ですが、「素粒子」のまわりを「電子」が回っています。
人間は「決断」をしたとき、つまり、「やるぞ!」と決めたとき、電子群の回転するスピンの速度が変わるそうです。
意志エネルギーってすごい力を持ってるらしいのです。
講演会前後の私の意志エネルギーは電子を相当回転させていたに違いありません。
 しかし…このあたりの知識、理解度、まだこの程度ですので、言いっ放しにて。
また何か気付けば書き足していきたいと思います。


 話は戻ります。
はじめてヒッポファミリークラブに参加したとき、英語以外をほとんど知らなかった私はそのほかの何語を聴いても、「○△×¥?;@…」と、「雑音」意外の何物でもなかったのです。

私のスピンの速度はどう考えても反対周りしているとしか思えないくらい脳が苦痛でした。

ところがふしぎなものです。
ファミリー(定例の活動場所)に行くと、その「雑音」と思っていたことばを、
楽しそうに話す人がたくさんいるんですから。
半年もたつと、自分も知らず知らずCDのフレーズを真似していたことに気付きました。
 今ではすっかり、「知らない」ことがわかっていくことが「うれしい」と思う「脳」に変化しています。

なぜ?
韓国語もスペイン語も、最初はまったく背景のないことばでした。
そのことばを話すAちゃん、Bちゃん、Cちゃん…といつの間にかことばの背景に人を感じるようになりました。
最初、大まかにすら言えなかった韓国語が、少しずつ、言えるようになっていきました。


「雑音」が「心地いい音」に変わるのはなぜ?
「変化していくくりかえし」にヒントがあるのでしょうか?
(いつもはその「?」の〆に、ことばの背景に人や風景があるから…と言うのですが、今回は、「?」のままで考えました。)


我が家の周りは田んぼです。
初夏の蛙の合唱は最初苦痛そのものでした。
それがどういうことでしょう、今では「夏の風物詩」のごとく、
「ああ、蛙だわ~、夏が来たのね♪」と、
完全に「聴きごこちのよい音」に変化しています。
今では、「鳴いてた?」と、「(聴こえてない)(BGM)(意識していない)」ことが増えるようになりました。


 酒井先生は、中高生たちに協力してもらって言語の実験をされたり、MRIを使って脳の活性化を調べたりされていました。
 何かに初めて取り組むときや遭遇する時、人間の脳は意識的に働き、脳は相当活性化されます。
ところが、その後、その状態に慣れてくると、脳の活性化は節約されるという話もされました。

「無意識」に近くなったとき、もしくは、どうなったとき、私の脳はことばをするりと放り出し、エコエネルギーな脳で活性されるのでしょう?
エコなほうがよい?


ヒッポファミリークラブでは、さすがに脳波はみませんが、
人と人とのコミュニケーションがお互いの脳波を見ているかのようです。


MRIは、生きている人の観察はできますが、亡くなった方が対象だと、剖検になってしまいます(細胞構築学的解析)。
今生きて話していることに感謝し、ことばに解けるこの環境がとても居心地いいです。


意識・無意識…まだまだふしぎなことはいっぱい。
そのことはまた次回。
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酒井邦嘉氏 講演会「脳はどのようにことばを生みだすのか」 [自然科学]

k_shinkwaです。

11月1日 に 東京大学 駒場キャンパス900番教室での講演会に参加してきた。

 
言語脳科学者の酒井邦嘉氏の 2回連続講演会。

1回目は 言語学をベースにした話。
2回目は 人間がどのように言葉をかくとくしていくのか。

私が参加したのは、そのうちの2回目。

酒井氏は、 最初にこう言われて講演は始まった。

文系・理系に関係なく人間を科学する。 人間に興味があると。

言語には規則がある。でも 人間が規則的につくったのでなく、言語が自然法則にしたがっているからである。
という言語生得説を 実験とMRIによって裏付け、 そして 今 脳科学が目指しているのは、より詳細な脳の
地図  脳の「言語地図」を 描くことだそうだ。

とても興味深かったのは、 ここからは私の理解なので 表現が違うかもしれないが。。。

脳の中の文法をつかさどるブローカの活動具合や どれだけ知識が蓄えられたかをMRIで大きさや 濃さで目で見れることである。

この場合 学校で外国語を勉強するときに指す文法という狭い範囲でなく、 ことばそのものがもつ規則性 、
秩序のことをいう。

習得時間や 集中具合によって 大きさや色が変化するようすを見てとれる。
それが成績とどう関係しているのかも 実験されていた。

言語を獲得する最初の過程では 意識的に獲得しようとして 脳はダイナミックに変化しエネルギーも多く使う。
その後 自動的に定着できる過程に入ると つまり 熟達すると 脳活動のエネルギーは節約される。

そして 嬉しいことに いくつになっても脳の活動は変化するのだそうだ。


7歳で アメリカを離れた娘Yが 今18歳で アメリカの大学で学んでいる。
毎日の情報量が多くて、頭が パンパンで ぐちゃぐちゃになっていると 言ってるが 妙に納得をした。

しかし、Yは 帰国後すぐに 多言語の世界で生き 16歳から10カ月間 メキシコへも高校留学している。

学校で学習という部分をはずせば こんな感じ。

英語&日本語→多言語→スペイン語→多言語→英語

一度 脳のブローカ野をじっくり見てみたい。

そして、いくつになっても変化するという脳を、 多言語を楽しんでいる ありとあらゆる世代の脳を 是非 見てみたい。。。

きっと、大きくて 濃い のではないかと推測している。(希望的意見)
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成長するということ。 [自然科学]

k_shinkawaです。


我が家の子供達は、今 2人とも アメリカに住んでいます。

離れていて寂しいでしょう? とよく言われますが、 今は まったく寂しいとは感じません。
文明の力のおかげで 毎日のように むしろ家にいるとき以上に いろんな話をします。
お互いに、知りたい!見つけたい!と言う思いで 会話を楽しむので 一緒にはいないですが、充実した気持ちでいられるからかな?と分析しています。

さきほど、 娘のYから 
「ことばを育てる」という投稿について 感想をもらいました。
https://blog.so-net.ne.jp/MyPage/blog/article/edit/input?id=15693362

自分では覚えていないことを 知るのは嬉しいので、もっと書いてほしいと。
よしっ! これからも いろんなことを思い出して書くぞ~! と意欲が湧きます。

そんなYは、今 頭の中が ぐちゃぐちゃになっててイライラしてると訴えてきました。

7歳までアメリカで生まれ育ったYは、 他の留学生に比べて どうしてこんなこと知っているんだろう?というようなことばや 単語があるんだといいます。
でも、それは 勉強した単語というより、生きていくうえで 必要な日常のことばが多くて、  それをどうしてしっているのかという背景をあまり覚えてはいないのだと。

そして、7歳~18歳までは 英語を、そして英語でも いろんなことを もちろん学んでは来ましたが、
それでも アメリカ人の子供達が知っている当たり前のことを 、ごっそり抜けている日常を取り戻すかのように、
詰め込んでいる最中なので、 頭の中がパンパンで ごちゃごちゃしている。。。となっているのでしょう。



これも、あくまで憶測なので Yといろいろこれからも話していきたいと思いますが。


こんな話しをYとしていて、 自然界で 進化するときや 成長する直前って こんな状態になることが多いのでは?とふと思いました。

人からの受け売りなので、
あとで調べようとは思いますが、 蝶も 青虫から さなぎになるとき、いったん どろどろ状態になって 再び
組み直し 美しい蝶となる。。。と聞きました。
子供達も、体の変化や、知恵や知識をいっぱい入れていくうえで、自分が追いつかないくらいになって イライラしたりして反抗期をむかえたり。。。

それでも、前に進んでいくんですよね。

どんなに混沌としていても、自然は必ず 低いところに落ち着く。。。んだと、ヒッポファミリークラブの榊原陽氏の
ことばを思い出します。

ゆっくり これってどうして? どうなってるんだろう? どうしてそう感じたんだろう?
ゆったりと いつも 仲間と話していたいけれど、忙しい日常 そんなことばかりもしていられません。
でも、不思議に思う気持ち。
知りたいと思う気持ち。
見つけたいと思う気持ちは、いつも 心にもっていれば、 混沌から きっと抜け出すに違いありません。

そして、それが 成長するってこと。。。なのかな~。

イライラしたり、ぐちゃぐちゃしたりしても、  おっ!成長のまえぶれか?
なんて思えたら、けっこうそれも楽しめるかな。

そして、そんなことを 言ったり聞いたり聞いてもらったりできる環境を 自分で築いていくってことが、 成長するってことなのかもしれません。

いくつになっても 成長はこれで終わりってことではないですね。



好奇心 [自然科学]

先日の南部陽一郎シカゴ大学名誉教授の講演、
http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25

「自然法則の対称性とその破れ」
聴講してきました。

この一年の賜物でしょうか。
するするとおっしゃっている意味がわかるのです。

でも、それはカンペキということではなく、
私の、私の脳による、私の理解です。
今の等身大の自分で聴く、いつもそうです。

最後におっしゃられた、
「好奇心を持って知り、楽しむことが大切」
このメッセージは、
まだまだ冒険心いっぱいの南部先生でいらっしゃることが
伝わってきました。

まだ半分にも満たない若さの自分。
まだまだ半人前とも呼んでいただけないのですね。


『自発的対称性の破れ』
「破れた」からこそ私は存在する。
美しいんです、破れた世界は。



…ところで、息子が幼稚園児の頃、時計を眺めるのが好きでした。
「今何時?」とよく聞かれたものです。

「3時は基本型なんですか?」と、見えない誰かに聞いてみたくなります。
見事に絵本によく描かれます。

絵本の世界でも、現実でも、「3時」はおやつの時間意外の何物でもありません。
見事に3時になると、「おやつおやつ!」と言う子供たちもよく見かけます。
「3時」の威力、すごいものです。

 彼が小学生になったとき、すでに5の倍数が言えました。
掛け算はまだ知りませんでした。
簡単なお金の計算も、数の分け方も、すぐにできました。

時計の何を眺めていたのでしょう?
倍数という概念もありません。
「今何時?」と聞かれた私は、どうやって答えていたのでしょう?

どんな好奇心がそこにはあったのでしょうか?

お風呂場で数えていた「1から10」が、どうやって「11からその先」を
見つけたかのように。

「?」ばかりの「好奇心」です。
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分かるということ [自然科学]

k_shinkawaです。

分かりましたか? はーい! 分かりました。

そんな光景をなんどみてきただろうか。

そして その「分かる」というものが、こんなにも千差万別で、
ひとによって様々なんだ。。。ということを意識したことも ほとんどなく過ごしてきた気がする。

きっと ヒッポファミリークラブという活動に出会っていなければ、 きっとそんなことを考えることもなく過ごしていたかもしれない。。。

入会をしたその日から、
母語である日本語、勉強もして環境もある国に住んだこともある英語、大学で第2外国語で学んだけれど記憶のかなたに行ったフランス語、少しは聞いたことがあるかもしれない言語、まったく、 聞いたこともなく、興味をもったこともないような「ことば」
さらに、数学や 物理など、自然のふるまいをあらわした「ことば」
すべて、人間が 自分たちで 生み出しみつけてきた「ことば」

そんな様々なことばを、毎週のファミリーと言われる定例会で、 環境としてみんながもつ多言語のストーリーCDを家や車でかけることで、 気楽に漂ったり、 時には気まじめに、 時には焦りつつ聞きながら、 それでも少しずつ少しずつ 「分かる」ということを繰り返してきたんだ。

「分かる」ということが こんなにもいろいろあるんだというのを、いろんな人を見て気がつくというより、
自分の中で 知ることになるとは思いもしなかった。
自分の中でさえ、「分かる」というものに無数の段階があり、どの段階も100%で分かるってことしかなくて、
分かるは どこまでも無限大に 広がるだけなんだ。


ゼロな状態からスタートするということは、こんなにも 敏感に 感じられることなんだということも、初めて知った。

逆に とても知ってるつもりの日本語は、気がつかないことが多いし、 気をつけようともしていないくらい鈍感。
日本語を裏側に 単語帳で覚えるようにしてきた英語は、知ってるか、知っていないかが はっきりしていて、
知らないとお手上げ状態。知っていても 裏側の日本語で縛られて 想像力が鈍る感じ。

まったく知らない状態からのことばは、音だけがたより。
効果音なのか、吐息なのか、 合いの手なのか、 まるごとことばなのか? そんなことから手探りで、想像を重ねる。
あ~。。。そんなことさえ 考えないんだ。
ただただ、目の前の人と向き合って 行くだけなんだ。。。 

ゼロは無ではなく、 可能性無限大なんだと 実感できるし、
これって赤ちゃんと言う存在そのものと重なる。

ことばをもつことは、生きることそのものだ!
私も、そうやって 生きてきたんだ。。。いや これからも生きていく。

自分の様々な「分かる」 を どんどん書いていきます。

あちゃ~ 今回は、単なる、予告 の投稿になってしまいました。。。 つづく

酒井法子とアメリカ [自然科学]

女優の酒井法子(”氏”も”被告”も違和感があるので敬称(?)略で)の裁判が始まり、テレビや新聞、週刊誌で目にしない日はない今日このごろ。
彼女の名前を目にするたび、私はこの夏のアメリカを思い出す。なぜか?

この夏私は、ヒッポファミリークラブの青少年交流の引率者(アメリカでは”シャペロン”と呼ばれる)として、カンザス州で1ヶ月間ホームステイをした。その体験自体にも自分でも驚くおもしろい発見がいっぱい!だったのであるが、それは次の機会にして、今回は「酒井法子」である。

乾いた気候、広い空・空間、野菜の少ない単調な食事、気さくで親切な人たち、それらが全て新鮮で、アメリカの家族と暮らした1ヶ月、いつしかアメリカが「現実」で、日本や家族は「思い出すもの」に変わっていた。

成田に到着した時も、まだ気持ちは「アメリカ」で、蒸し暑さと人の多さに戸惑いながら一緒に帰国した子ども達と入国すると、ヒッポファミリークラブスタッフのCさんが出迎えに来てくれていた。

成田から東京駅までの空港バスの中でCさんが「アメリカ、どうでしたか?」とたずねてくれたのをきっかけに、アメリカでの事や思い出が次から次にでてきてしゃべりつづけ、しばらくしてから聞いたのが「日本では何かありましたか?」だった。
Cさんは「酒井のりピーが逮捕されました!」と発覚から逮捕までの状況を詳しく話してくれた。

ファンではなかったけれど、「お芝居、上手やな」と好感を持ってみていた彼女が逮捕されたのには、正直驚いた。「碧いうさぎ」という歌が好きだったな、とか大河ドラマでの”ねね”は良かったな、とぼんやりと窓の外を見ながら、彼女ことを思い出すうちに「ああ、日本に帰ってきたんだ」と思った。

きっと、自分のあの時の「アメリカ」に残してきた思いも、日々の日常の中で次第に薄れここでの毎日が「現実」になり、いつしかアメリカは「思い出」に変わっていったはずだ。でも、あの時は「酒井法子」がそのスイッチになり、自分の記憶を「アメリカ以前」に戻したことは間違いない。
そのスイッチのおかげで、私は今も「酒井法子」と聞けば、あの時のアメリカへの思いや窓の景色、Cさんの顔を思い浮かべることができるのである。

「ことば」の背後に情景が浮かぶ、ということはよくある。
悲しいときに聞いた「歌」を聞くとその時の思いがよみがえるというのも同じだろう。けれど、聞くたびに、よみがえる思いは変化している。最初に聞いたときの「悲しさ」とは同じではなく、悔しさだったり、その時の自分へのあわれみに変わっていたりするのだ。そんな時、自分が変化したことに気づく。

その「ことば」がその場で、その空間で、その人との間で起こす作用は、その瞬間だけのものだ。
同じ「ことば」を聞いても、同じ「話し」を聞いても、毎回同じ「思い」が生まれることはない。必ず、少しずつでも変化している。そういう意味では「同じ話し」ということ自体もありえないのだと思う。

きっとこれからも「酒井法子」を見るたびに、私の記憶はあの日に戻るのだろう。
Cさんの顔と窓からの景色、アメリカへの郷愁と帰国したという安心感、、、。
今後それはどんな風に変化していくのだろう?

「酒井法子」以前と以後の自分の変化にも興味津々、の今日この頃である。 y-takezoe




posted by マーゴ at nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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