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酒井邦嘉氏 講演会「脳はどのようにことばを生みだすのか」 [自然科学]

k_shinkwaです。

11月1日 に 東京大学 駒場キャンパス900番教室での講演会に参加してきた。

 
言語脳科学者の酒井邦嘉氏の 2回連続講演会。

1回目は 言語学をベースにした話。
2回目は 人間がどのように言葉をかくとくしていくのか。

私が参加したのは、そのうちの2回目。

酒井氏は、 最初にこう言われて講演は始まった。

文系・理系に関係なく人間を科学する。 人間に興味があると。

言語には規則がある。でも 人間が規則的につくったのでなく、言語が自然法則にしたがっているからである。
という言語生得説を 実験とMRIによって裏付け、 そして 今 脳科学が目指しているのは、より詳細な脳の
地図  脳の「言語地図」を 描くことだそうだ。

とても興味深かったのは、 ここからは私の理解なので 表現が違うかもしれないが。。。

脳の中の文法をつかさどるブローカの活動具合や どれだけ知識が蓄えられたかをMRIで大きさや 濃さで目で見れることである。

この場合 学校で外国語を勉強するときに指す文法という狭い範囲でなく、 ことばそのものがもつ規則性 、
秩序のことをいう。

習得時間や 集中具合によって 大きさや色が変化するようすを見てとれる。
それが成績とどう関係しているのかも 実験されていた。

言語を獲得する最初の過程では 意識的に獲得しようとして 脳はダイナミックに変化しエネルギーも多く使う。
その後 自動的に定着できる過程に入ると つまり 熟達すると 脳活動のエネルギーは節約される。

そして 嬉しいことに いくつになっても脳の活動は変化するのだそうだ。


7歳で アメリカを離れた娘Yが 今18歳で アメリカの大学で学んでいる。
毎日の情報量が多くて、頭が パンパンで ぐちゃぐちゃになっていると 言ってるが 妙に納得をした。

しかし、Yは 帰国後すぐに 多言語の世界で生き 16歳から10カ月間 メキシコへも高校留学している。

学校で学習という部分をはずせば こんな感じ。

英語&日本語→多言語→スペイン語→多言語→英語

一度 脳のブローカ野をじっくり見てみたい。

そして、いくつになっても変化するという脳を、 多言語を楽しんでいる ありとあらゆる世代の脳を 是非 見てみたい。。。

きっと、大きくて 濃い のではないかと推測している。(希望的意見)
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