酒井邦嘉氏 講演会「脳はどのようにことばを生みだすのか」その2 [自然科学]
こんにちは、a_takigawaです。
11月1日に東大駒場キャンパスにて行われました、言語交流研究所・ヒッポファミリークラブ主催の講演会、
「言語の脳科学」~脳はどのようにことばを生み出すのか~
に参加してきました。
>k_shinkawaさん書きました→
http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2009-11-05-2
数ヶ月前、ヒッポファミリークラブ・ワークショップにて、酒井先生の著書「言語の脳科学」は紹介されており、希望者は書籍を手に取り、「脳」の世界も垣間見ることとなりました。
人間の脳っておもしろいものですね。
「酒井先生ってどなた?」「講演会に参加してみよう!」と思っただけで、「チョムスキー?」「ヤコブソン?」「脳?」「言語野?」など、今まで通り過ぎていたことばが突然私の「脳」の中を駆け巡ります。
私の脳のどこに、そんな引き出しがあったのでしょう???
必要と思われた瞬間、アタマを駆け巡る、人間の脳ってすごいです。
余談ですが、「素粒子」のまわりを「電子」が回っています。
人間は「決断」をしたとき、つまり、「やるぞ!」と決めたとき、電子群の回転するスピンの速度が変わるそうです。
意志エネルギーってすごい力を持ってるらしいのです。
講演会前後の私の意志エネルギーは電子を相当回転させていたに違いありません。
しかし…このあたりの知識、理解度、まだこの程度ですので、言いっ放しにて。
また何か気付けば書き足していきたいと思います。
話は戻ります。
はじめてヒッポファミリークラブに参加したとき、英語以外をほとんど知らなかった私はそのほかの何語を聴いても、「○△×¥?;@…」と、「雑音」意外の何物でもなかったのです。
私のスピンの速度はどう考えても反対周りしているとしか思えないくらい脳が苦痛でした。
ところがふしぎなものです。
ファミリー(定例の活動場所)に行くと、その「雑音」と思っていたことばを、
楽しそうに話す人がたくさんいるんですから。
半年もたつと、自分も知らず知らずCDのフレーズを真似していたことに気付きました。
今ではすっかり、「知らない」ことがわかっていくことが「うれしい」と思う「脳」に変化しています。
なぜ?
韓国語もスペイン語も、最初はまったく背景のないことばでした。
そのことばを話すAちゃん、Bちゃん、Cちゃん…といつの間にかことばの背景に人を感じるようになりました。
最初、大まかにすら言えなかった韓国語が、少しずつ、言えるようになっていきました。
「雑音」が「心地いい音」に変わるのはなぜ?
「変化していくくりかえし」にヒントがあるのでしょうか?
(いつもはその「?」の〆に、ことばの背景に人や風景があるから…と言うのですが、今回は、「?」のままで考えました。)
我が家の周りは田んぼです。
初夏の蛙の合唱は最初苦痛そのものでした。
それがどういうことでしょう、今では「夏の風物詩」のごとく、
「ああ、蛙だわ~、夏が来たのね♪」と、
完全に「聴きごこちのよい音」に変化しています。
今では、「鳴いてた?」と、「(聴こえてない)(BGM)(意識していない)」ことが増えるようになりました。
酒井先生は、中高生たちに協力してもらって言語の実験をされたり、MRIを使って脳の活性化を調べたりされていました。
何かに初めて取り組むときや遭遇する時、人間の脳は意識的に働き、脳は相当活性化されます。
ところが、その後、その状態に慣れてくると、脳の活性化は節約されるという話もされました。
「無意識」に近くなったとき、もしくは、どうなったとき、私の脳はことばをするりと放り出し、エコエネルギーな脳で活性されるのでしょう?
エコなほうがよい?
ヒッポファミリークラブでは、さすがに脳波はみませんが、
人と人とのコミュニケーションがお互いの脳波を見ているかのようです。
MRIは、生きている人の観察はできますが、亡くなった方が対象だと、剖検になってしまいます(細胞構築学的解析)。
今生きて話していることに感謝し、ことばに解けるこの環境がとても居心地いいです。
意識・無意識…まだまだふしぎなことはいっぱい。
そのことはまた次回。
11月1日に東大駒場キャンパスにて行われました、言語交流研究所・ヒッポファミリークラブ主催の講演会、
「言語の脳科学」~脳はどのようにことばを生み出すのか~
に参加してきました。
>k_shinkawaさん書きました→
http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2009-11-05-2
数ヶ月前、ヒッポファミリークラブ・ワークショップにて、酒井先生の著書「言語の脳科学」は紹介されており、希望者は書籍を手に取り、「脳」の世界も垣間見ることとなりました。
言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか (中公新書)
- 作者: 酒井 邦嘉
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2002/07
- メディア: 新書
人間の脳っておもしろいものですね。
「酒井先生ってどなた?」「講演会に参加してみよう!」と思っただけで、「チョムスキー?」「ヤコブソン?」「脳?」「言語野?」など、今まで通り過ぎていたことばが突然私の「脳」の中を駆け巡ります。
私の脳のどこに、そんな引き出しがあったのでしょう???
必要と思われた瞬間、アタマを駆け巡る、人間の脳ってすごいです。
余談ですが、「素粒子」のまわりを「電子」が回っています。
人間は「決断」をしたとき、つまり、「やるぞ!」と決めたとき、電子群の回転するスピンの速度が変わるそうです。
意志エネルギーってすごい力を持ってるらしいのです。
講演会前後の私の意志エネルギーは電子を相当回転させていたに違いありません。
しかし…このあたりの知識、理解度、まだこの程度ですので、言いっ放しにて。
また何か気付けば書き足していきたいと思います。
話は戻ります。
はじめてヒッポファミリークラブに参加したとき、英語以外をほとんど知らなかった私はそのほかの何語を聴いても、「○△×¥?;@…」と、「雑音」意外の何物でもなかったのです。
私のスピンの速度はどう考えても反対周りしているとしか思えないくらい脳が苦痛でした。
ところがふしぎなものです。
ファミリー(定例の活動場所)に行くと、その「雑音」と思っていたことばを、
楽しそうに話す人がたくさんいるんですから。
半年もたつと、自分も知らず知らずCDのフレーズを真似していたことに気付きました。
今ではすっかり、「知らない」ことがわかっていくことが「うれしい」と思う「脳」に変化しています。
なぜ?
韓国語もスペイン語も、最初はまったく背景のないことばでした。
そのことばを話すAちゃん、Bちゃん、Cちゃん…といつの間にかことばの背景に人を感じるようになりました。
最初、大まかにすら言えなかった韓国語が、少しずつ、言えるようになっていきました。
「雑音」が「心地いい音」に変わるのはなぜ?
「変化していくくりかえし」にヒントがあるのでしょうか?
(いつもはその「?」の〆に、ことばの背景に人や風景があるから…と言うのですが、今回は、「?」のままで考えました。)
我が家の周りは田んぼです。
初夏の蛙の合唱は最初苦痛そのものでした。
それがどういうことでしょう、今では「夏の風物詩」のごとく、
「ああ、蛙だわ~、夏が来たのね♪」と、
完全に「聴きごこちのよい音」に変化しています。
今では、「鳴いてた?」と、「(聴こえてない)(BGM)(意識していない)」ことが増えるようになりました。
酒井先生は、中高生たちに協力してもらって言語の実験をされたり、MRIを使って脳の活性化を調べたりされていました。
何かに初めて取り組むときや遭遇する時、人間の脳は意識的に働き、脳は相当活性化されます。
ところが、その後、その状態に慣れてくると、脳の活性化は節約されるという話もされました。
「無意識」に近くなったとき、もしくは、どうなったとき、私の脳はことばをするりと放り出し、エコエネルギーな脳で活性されるのでしょう?
エコなほうがよい?
ヒッポファミリークラブでは、さすがに脳波はみませんが、
人と人とのコミュニケーションがお互いの脳波を見ているかのようです。
MRIは、生きている人の観察はできますが、亡くなった方が対象だと、剖検になってしまいます(細胞構築学的解析)。
今生きて話していることに感謝し、ことばに解けるこの環境がとても居心地いいです。
意識・無意識…まだまだふしぎなことはいっぱい。
そのことはまた次回。
このサロンは、何かについて 誰かが代表して報告する場だけではないので、同じことでも 違う角度から あれやこれや 投稿してこそ、立体的に
情景が 重なり 言わんとしてることが より伝わるね。
それが、サロンの良さだよね~。
by k_shinkawa (2009-11-10 11:22)