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ニュートラル [多言語世界]

こんんばんは、a_takigawaです。

先日、12名のテナー歌手による音楽コンサートに娘と行きました。

「帰れソレントへ」の曲がイタリア語で歌われた後、娘が言いました。
「最初英語?ううん違うなぁ、韓国語?違う、イタリア語や!って思った。」

12名の歌手の皆さんが入れ換わり立ち替わり歌ったり、
一緒に歌ったりとフォーメーションがころころ変わるプログラムでした。

出身がギリシャ、スウェーデン、イギリス、カナダ、ウェールズ、イタリアとさまざまで、さらに歌手たちのご両親もいろいろな国の方が多かったのです。
それぞれの個性が歌声にも出ていて、そのことが娘にはいろんなことばに聞こえてきたようです。

反面、私は…。
「イタリア語で歌う」ということに、当然のように思いこんで歌を聴いていました。
なので、
「おお、上手いなぁ、いい歌だ~♪ここの音程はこう歌うのかあぁ。お、こういう言い方か~。」という感想だけです。

聞こえてくる音に素直に耳を傾けた娘の姿に、
ことばには、その人その人それぞれのリズムやメロディがあるのだということを再確認させてもらった瞬間でした。


違いがあるから同じが見えてきた娘。
同じだから違いに気付かせてもらった私。

人間のモノの感じ方は実におもしろいものです。


http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2010-03-02

http://lex-kyotonanbu-yume.blog.so-net.ne.jp/2010-02-21





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ことばのらしさ―その2 [多言語世界]

k_shinkawa

2月21日に 「ことばのらしさ」について書きました。

https://blog.so-net.ne.jp/MyPage/blog/article/edit/input?id=18043456


さらに 娘の話しのその先を あれこれ考えました。


ことばのらしさ というのは 外側から どんなメロディか、どんな特徴があるのかと観察したもの。



らしさというのは、 それぞれの ことばは違っていますよ。。。と強調してることなのかもしれません。


娘の名前が ロシア風?  ロシアに関係ある?と言われて嬉しかった。。。と言っていましたが、

その嬉しさは いったいどこからくる嬉しさなのか。。。?


ロシアらしい名前だから嬉しいのか?

それとも、 どこそこ風でも構わない、

声をかけてくれた人との間で ことばのやりとりから生まれる空間そのものが嬉しいのか。

会話だけでなく、 表情  周りの風景  空気感 など いろんな条件が重なって 幸せなきもちになったんだろうか。。。


思いもかけないことを言われて あたらしい視点で なるほど!。。。と見つけられた事がうれしかったのか、

ロシアと聞いて ヒッポファミリークラブの交流で ロシアに言ってきた人の話を たくさん聞いてきたことが、

走馬灯のように浮かんで 嬉しかったんだろうか。。。




ことばの外側のらしさを、その違いを いっぱい感じられるからこそ、 内側のあたらしい自分の気持ちや 今ま

でに出会ったり いろんな出来事が くっきりと浮かび上がってくる。。。



違う「らしさ」の波を からだに幾重にも たくさん受ければ受けるほど  自分の 内側は 揺るぎのない

おおきな一つの塊だと 感じられる。


どんなことばや どんな人に交じろうとも、 自分は自分。。。

己を 知ることなのだ。


オリンピックで たくさんの違う国から 4年間 いろんな練習をしてきて集まった選手達それぞれが、

違いがたくさんあるなかから 同じ気持ちで 同じ目的を 他の選手の中に見たときに、 自分というものが見え

て すばらしいコメントを残していることと 同じだと思った。。。


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ことばのらしさ。 [多言語世界]

アメリカの大学に行ってる娘が 自分の名前を聞いた ロシアからの留学生に あなたの名前は ロシアの名前みたいと言われたそうだ。

また、大学の先生からも、あなたの家族はロシアと何か繋がりがあるの?と尋ねられたと。。。

日本にいたときは、そんなこと言われたこともないし、考えたことさえないので すごく驚いた。
でも、嬉しかったと。




そういわれたら、 娘の名前は 「ゆ り な」

一拍二拍というリズムで 抑揚の少ない日本語は平坦に発音するが、 アメリカでは
「ゆ~り~な」と 「り」に アクセントを置いてたいていの人は呼ぶ。

ロシアの女の子の名前には、「イリーナ」 とか、 「エレーナ」とか ある。

そうやって考えれば 確かに ロシアになにか関係ある? と聞きたくなる気持ちが分かる。


たった三文字なのに、 その言葉のらしさがでておもしろいよね~。。。

なんて話しを 娘とチャットでしては 楽しいひと時を過す。

そういえば、メキシコでは、「な」に アクセントを置いて呼ばれてた。。。と。

へ~ そうなんやと、 自分でも言ってみる。


ヒッポファミリークラブの 物語CDに登場する 「そのこ」という12歳の女の子に宛てた 手紙を よく真似して
歌う。
しかも、いろんな国の言葉で。
「そのこーーーー」
「すなく~」
「さ~のーーかー」

思いつくだけでも いろんな「そのこ」の言い方してる。
名前だけでも 何語か言い当てることも出来る。

短い中にも しっかりとメロディとリズム があり、 そこに いっぱいの歴史や文化がつまってる気さえする。

アメリカに住んでいたころ、電話で「Hello」 の一言で 日本人だとばれた苦い経験のある私は、

この アクセントや リズムにメロディ を 大切にしたいとおもっているが、さらに強くおもったのでした。。。


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ことばの環境作り [多言語世界]

3歳になったメンバーRちゃんの話である。

ママが保育園にお迎えに行ったとき、
ちょうど仲良しのお友達Nちゃんにスペイン語の自己紹介をしていたそうだ。
きょとんとしてるNちゃんに、「これができたら、ヒッポに入れるよ」と得意満面で言っていたそうだ。

(誤解のないように言うと、Rちゃんはヒッポに入った時はまだ6か月で、
スペイン語どころか、日本語も話せない赤ちゃんだった)

その話を後日ママから聞いて、大笑いしたのだが、
Nちゃんのママと私はたまたま仲良し。

お茶をしながら、その話をしたら、「すごーい、Rちゃんスペイン語ができるの?」ときた。

この反応にちょっと驚いた。

私もRちゃんのママも決して彼女がスペイン語を話したことを驚いていたわけではないからである。
でも3歳の子がスペイン語を話すなんて、やはり世間一般の反応とはこういうものかもしれない。

Rちゃんがスペイン語の自己紹介をするようになったのは、スペイン語が大好きなママの影響。
家でも、ヒッポでもスペイン語を歌う。
パパもママに影響されて、スペイン語が好きだ。
Rちゃんが一番最初に覚えた自己紹介がスペイン語だというのも、何の不思議もないことなのだ。

ちなみにNちゃんは顔も話し方もパパにそっくり。
パパそっくりのバリバリの大阪弁を話す。

Rちゃんがスペイン語を話してるのも、そういうことなのよ。
Nちゃんが大阪弁を話してるってことをわかってないように、Rちゃんも自分がスペイン語を話してることすらわからないと思うよ。

私の話にNちゃんのママは納得してたようだけど、まだどこか半信半疑。

でも環境のことばを話すようになる、それが人間の自然な姿。
あたり前のことだけど、それを目の当たりにすると毎回感動する。

ヒッポファミリークラブがやってるのは、ことばの環境を作ること。
ここで今日もたくさんのことばが育っていく。

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再見! [多言語世界]

こんにちは、a_takigawaです。

 ヒッポファミリークラブの仲間たちは、
出会うときには、「Hola!」と皆言い、別れ際には、「再見!」と言います。

なぜスペイン語の挨拶で始まり、中国語で別れるのか、
入会した当初から疑問でしたが、
その起源を知る人に出会うこともなく、見事に誰もが「Hola!」と「再見!」を言うなぁといつも思っています。


 先週、息子の高校に、中国上海郊外の高校生が12名ホームステイプログラムを利用してやってきました。

我が家にはクゥワオ・ルイくん(英語名john)が来ました。

残念なことに、私は体調を崩していたため、
ルイくんとは、翌朝学校に行くときに、
「ニイハオ!再見!」と、2Fベランダから叫んだだけの出会いでした。


なので、息子・娘に一つの願いを託しました。


「お願いがあるの。3人が別れる朝に、ヒッポファミリークラブでいつも歌う、
再見の歌♪を3人で一緒に手をつないで歌ってほしいの!」


普段ならイヤ~な顔をする息子も、体調の悪い母から言われたので、
素直に「いいよ」と言ってくれたのですが、
逆に、いつも優しい娘がヘンな顔をしました。

「なんでルイくんに再見の歌なん?ヘンやんか!」

「ヘン?」

なんと、娘は「Hola!」と「再見!(また会いましょう)」はワンセットなので、
「スペイン語」だと思っていたようです。


 私たちの日常は、何語に関係なく、自然に聴こえてくることば(音)に耳を傾けて
真似をすることの繰り返しです。

娘は、日本語中国語スペイン語など、○○語と区別することなく、
小さな頃から、いろんな音に触れて育ってきました。

娘が「Hola!」をスペイン語だと知ったのは数年前です。
なので、ワンセットの「再見!」「再見の歌♪」は「スペイン語」と思ったようです。

一見、大人なら、「状況」や「あのCDから聴こえる音だな」、など、
分析することは可能かと思います。


何語という概念は、意識すればつけられるかもしれませんが、
自分で見つけた時は、何にも代えがたい嬉しさを体がインプットします。

別に間違いじゃない。
見つけた瞬間瞬間に大きな意味があり、その背景を考える。
それでいいと思っています。


…とはいえ、今回、私の何気ないお願いから、彼女は何語かを知ってしまったわけですが…。

しまった~!
ま、いっか!
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タイムスリップ [多言語世界]

k_shinkawaです。

明後日、久々に台湾の話をしようと思う。
でも、昨日のように話せるけど、時々、気持ちは ふっと遠くなる。

数日、そんな風に感じていた。

無性に声が聞きたくなって 受話器をとる。
数回の呼び出し音がして、 ガチャという音がしたのち 無表情なかんじの声で「ウェイ」と聞こえる。
たぶん、台湾まーまだ。
でも、念のため 「ウェイ 我 是 き。。。」と言いかけたら 急に だれかわかって まーまの声が大きく弾む。

まずは、笑う。 「大家 好ま?」と交互に言っては ひたすら笑う。
まーまは「たのしい!」 「好棒!」を連発しながら。

まーま そこはうれしい。。。やろとはつっこまず、 「我 イェ うれしい 、 ヘンハオ」 

家族のことも気にかけてくれて 「明年 リュウ月 我 丈夫 想 回家」 と告げると 喜んでくれた。
あの、小学生だった ずいやん も 中学生だと まーま。
記憶の中の小学5年のままのずいやんが、いきなり中学生になる。

2年前の思い出と今が 交差して ふっと遠くなった気持ちは消えて  今と未来を結ぶ。

わずか数日のホームスティさせてもらった台湾家族だけど、 ほんの少し話しただけで 元気になる。
これぞ家族ってかんじ。
台湾家族の中で、あかちゃんのように過ごした日々が 昨日のことのように蘇る。
台湾でのあかちゃんな日々は、後ほど。
タグ:台湾 家族
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「今、言うたよな!!」 [多言語世界]

今日は画家のジミー大西さんが、アフリカ・タンザニアのティンガ・ティンガというところに絵の修行に行くという番組を見ました。私自身ティンガ・ティンガの絵画がとても好きだったので、どんな絵が見れるのだろうとワクワクして画面に見入っていると、いきなり、

「さ~わ」

という音が飛び込んできました。
その瞬間、一緒に見ていた12歳の長男と私は顔を見合わせ、

「今、言うたな!!」

と、声をあげました。また少しして今度は、

「はばいざ すごい」

という音が飛び込んできました。それはジミーちゃんが朝一番、師匠に会ったときにかけられた言葉でした。
今度も私たちは顔を見合わせ、

「今、言うたな、言うたよな!!やっぱり、朝はそう言うんやな!!!」

と、なんだかとっても興奮して声をあげてました。おまけに私の頭の中では

「はばいざ すごい イチロー」

というスワヒリ語のCDの一節が流れだしました。

そのあとも、いくつも私たち親子の身体が反応しちゃう音が聞こえてきました。
私たちの多言語環境にスワヒリ語が加わったのは数カ月前。でも我が家では、スワヒリ語が特別多く流れることはなく、ときどき思い出したように(ほんとにたま~に)流してみるっていうぐらいでした。息子なんて、数回しか耳にしたことないでしょう。それでも、にんげんは自分の中に(何を基準にか)確かに音を溜めて行き、そしてその音をどこかで聞いて認識したときには、やっぱり勝手に反応しちゃうわけです。

そんなふうに音に勝手に身体が反応することは、しょっちゅう起こってるのですが、今日、私が面白いなって思ったのは、そのとき、つまり、聞いたことある音に出会ったとき、どうして私たちは、嬉しいキモチになるのだろう?ということ。

今日の場合は「たぶん、こういう時に使うことばなんだろうな。」と意識するともなくなんとなく予想していた音が、本当にその通りの状況で聞こえたきたことに対する、「やっぱり!」っていう嬉しさだったのかな。それとも、ロケ地がアフリカだから、「ひょっとしたらこれはスワヒリ語かも?」と思っていたのが、聞き覚えのある音に出会えたことで「あ!やっぱり!!」って確認できたことへの嬉しさだったのかな?

どちらにしても、聞いたことのある音に出会ったとき、私も息子も同時にコーフンしちゃったのは事実。音って感情を生むんですよね。

そして、私たちは、「アフリカ行きたいなぁ。このことば、話す人たちに会いたいなぁ。」と口にしていました。ついでに言えば、私の場合は、「あ!私、スワヒリ語話せる!」って思っちゃったのです。多言語って、どんどん人を積極的にしていくなぁって実感してます。多言語、いいですよ。











posted by m_nishimura at nice!(2)  コメント(3)  トラックバック(0) 
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