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ことばの環境作り [多言語世界]

3歳になったメンバーRちゃんの話である。

ママが保育園にお迎えに行ったとき、
ちょうど仲良しのお友達Nちゃんにスペイン語の自己紹介をしていたそうだ。
きょとんとしてるNちゃんに、「これができたら、ヒッポに入れるよ」と得意満面で言っていたそうだ。

(誤解のないように言うと、Rちゃんはヒッポに入った時はまだ6か月で、
スペイン語どころか、日本語も話せない赤ちゃんだった)

その話を後日ママから聞いて、大笑いしたのだが、
Nちゃんのママと私はたまたま仲良し。

お茶をしながら、その話をしたら、「すごーい、Rちゃんスペイン語ができるの?」ときた。

この反応にちょっと驚いた。

私もRちゃんのママも決して彼女がスペイン語を話したことを驚いていたわけではないからである。
でも3歳の子がスペイン語を話すなんて、やはり世間一般の反応とはこういうものかもしれない。

Rちゃんがスペイン語の自己紹介をするようになったのは、スペイン語が大好きなママの影響。
家でも、ヒッポでもスペイン語を歌う。
パパもママに影響されて、スペイン語が好きだ。
Rちゃんが一番最初に覚えた自己紹介がスペイン語だというのも、何の不思議もないことなのだ。

ちなみにNちゃんは顔も話し方もパパにそっくり。
パパそっくりのバリバリの大阪弁を話す。

Rちゃんがスペイン語を話してるのも、そういうことなのよ。
Nちゃんが大阪弁を話してるってことをわかってないように、Rちゃんも自分がスペイン語を話してることすらわからないと思うよ。

私の話にNちゃんのママは納得してたようだけど、まだどこか半信半疑。

でも環境のことばを話すようになる、それが人間の自然な姿。
あたり前のことだけど、それを目の当たりにすると毎回感動する。

ヒッポファミリークラブがやってるのは、ことばの環境を作ること。
ここで今日もたくさんのことばが育っていく。

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